探査機ボイジャー1号、通信復旧 7カ月ぶり、通常通りに科学観測
共同通信 / 2024年6月15日 9時0分
【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は13日、探査機ボイジャー1号が7カ月ぶりに四つの観測装置全てからデータを地球に送れるようになったと発表した。昨年11月に機体の状態や観測結果が届かなくなり、科学チームが復旧を試みていた。
ボイジャー1号は1977年9月に出発、木星や土星を観測した後、2012年には太陽から噴き出す電子などの粒子「太陽風」が届かない星間空間に出た。今は地球から約242億キロと史上最も遠くを飛び、運用期間も最長の探査機だ。
昨年11月14日、機体から届く信号に判読可能なデータが含まれていないことが判明。機体に積んだ三つのコンピューターの中で、地球に送るデータを書き込むチップが壊れたことが分かった。
チームは、壊れたチップが担っていた機能を他の部分に担わせるため、今年4月に新しいデータを送信。片道22時間半のやりとりの末、修正に成功し、機体の状態や、まだ使える粒子や磁場などの観測装置のデータを順次取得していた。
ボイジャー2号は地球から約202億キロ先で飛行中。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
NASA探査機「ボイジャー1」、トラブルから復活へ - 科学データの送信も再開
マイナビニュース / 2024年6月12日 15時49分
-
長周期彗星を迎え撃つ探査機「Comet Interceptor」とは? 日本が開発する子機に注目!
マイナビニュース / 2024年6月4日 7時30分
-
衛星を運ぶ仕事を実感。指令室から射点まで - 種子島宇宙センターレポート
マイナビニュース / 2024年6月4日 7時2分
-
JAXA月探査機「SLIM」4回目の越夜後は通信に応答なし 翌月に再挑戦へ
sorae.jp / 2024年5月31日 11時23分
-
火星ヘリコプター「インジェニュイティ」の冒険は続く - その最後の任務と未来
マイナビニュース / 2024年5月30日 16時41分
ランキング
-
1市営住宅で76歳女性死亡 殺人事件として捜査 同居の次男と連絡取れず 高知
ABCニュース / 2024年6月25日 22時30分
-
2副作用や死亡要因疑い後も中止せず ハンセン病患者に開発中の薬投与
毎日新聞 / 2024年6月25日 19時24分
-
3岸田首相の「独断専行」に苦言=伊吹元衆院議長
時事通信 / 2024年6月25日 23時29分
-
4区役所に居座る中国人の男(86) 警察官に唾を吐き逮捕も供述は「私は家に帰りたかっただけ」
STVニュース北海道 / 2024年6月25日 22時18分
-
5「富士山コンビニ」の幕、黒から茶色に張り替えへ 丈夫な別素材に
毎日新聞 / 2024年6月25日 18時40分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)