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イスラエル北部侵攻「選択肢」 ヒズボラ指導者けん制、一帯緊張

共同通信 / 2024年6月20日 22時3分

1月、テレビ演説するレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラの指導者ナスララ師(ロイター=共同)

 【エルサレム共同】イスラエルとの国境地帯で交戦を続けるレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラの指導者ナスララ師は19日のテレビ演説で、イスラエルとの戦闘が激化すれば「戦闘員がイスラエル北部ガリラヤ地方に侵攻する選択肢もある」と述べ、けん制した。イスラエル軍は18日、レバノンでの作戦強化計画の承認を発表。一帯の緊張が高まっている。

 軍は20日、レバノン南部を空爆し、新たにヒズボラ幹部1人を殺害したと発表。ヒズボラは報復として、イスラエル北部の国境地帯にロケット弾数十発を発射したと表明した。

 双方の交戦はパレスチナ自治区ガザでのイスラム組織ハマスとイスラエルとの戦闘開始直後から続いている。

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