碁聖戦、井山の右上隅小目で開幕 囲碁5番勝負の第1局

井山裕太碁聖（左）、芝野虎丸名人

　囲碁の井山裕太碁聖（35）に芝野虎丸名人（24）が挑戦する第49期碁聖戦（新聞囲碁連盟主催）5番勝負の第1局は21日午前9時、大阪市の日本棋院関西総本部で始まった。

　両者による碁聖戦5番勝負は初。井山碁聖は4連覇と単独最多記録の通算10期が懸かり、芝野名人は今年、井山碁聖に敗れた十段戦のリベンジを狙う。

　白番と黒番を決める「握り」が行われ、井山碁聖が黒番に。初手が右上隅小目に打たれ、シリーズの幕が開けた。

　立会人は山田規三生九段。持ち時間各4時間で、同日夜に終局する見込み。