探査機帰還、月の裏側で試料採取 中国、宇宙開発で主導権狙う
共同通信 / 2024年6月25日 16時42分
【北京共同】世界で初めて月の裏側で土壌などの試料(サンプル)を採取した中国の無人探査機「嫦娥6号」が25日、地球に帰還し中国内モンゴル自治区に着陸した。国営中央テレビが伝えた。試料を分析し月の起源や構造の謎に迫る。宇宙開発は米国やインドなどとの競争が激しさを増しており、「宇宙強国」の建設を掲げる習近平指導部は月の探査を加速して国際競争の主導権を狙う。
嫦娥6号は5月3日に海南省文昌から打ち上げられ、6月2日に月の裏側の南極域にある巨大クレーター「エイトケン盆地」に軟着陸。同盆地で土壌や岩石といった試料を採取した。過酷な環境に耐えられる特別素材で作った中国国旗を掲揚。4日に月面を離陸し地球に向かった。
地球と月の裏側は直接交信ができないため、中継衛星「鵲橋2号」を介して作業のやりとりをした。フランスやパキスタン、欧州宇宙機関(ESA)の機器も搭載し、宇宙分野での国際貢献をアピールした。
中国は30年までに中国人初の月面着陸を実現させ、35年までに研究ステーションを月面に完成させる計画を示している。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
《日本人が月に降り立つ日は間近》月面探査最前線、JAXA「SLIM」とNASA「アルテミス計画」で日本の存在感が増大 インドとの共同計画や一般企業の取り組みも
NEWSポストセブン / 2024年11月23日 7時15分
-
中国の有人月面着陸ミッション、初期プロトタイプ開発段階に
Record China / 2024年11月22日 21時30分
-
月の裏側の土壌が中国航空ショーに登場
Record China / 2024年11月11日 23時30分
-
2024年11月16日は藤原道長の詠んだ『望月の歌』とほぼ同じ月
sorae.jp / 2024年11月10日 20時57分
-
ロシア、中国が採取した月の土壌から珍しい結晶を発見
Record China / 2024年11月1日 6時30分
ランキング
-
1対人地雷の「再び高まる脅威」懸念 国連事務総長 米の供与発表後
AFPBB News / 2024年11月25日 19時25分
-
2一晩で20万人超が一斉サイクリング、「道一帯が自転車でふさがる」…中国政府は抗議行動再燃を警戒し外出規制も
読売新聞 / 2024年11月25日 19時53分
-
3イスラエルとレバノンが停戦で大筋合意か、ヒズボラは不明 バイデン米政権が仲介
産経ニュース / 2024年11月25日 23時53分
-
4英仏、ウクライナ派兵議論か=トランプ氏就任に備え―ルモンド紙報道
時事通信 / 2024年11月25日 21時46分
-
5ロシア、ウクライナ停戦で次期米政権に期待か ウォルツ氏発言受け
ロイター / 2024年11月25日 20時26分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください