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北朝鮮、極超音速弾発射か 失敗で爆発、EEZ外

共同通信 / 2024年6月26日 12時43分

26日、黄海の韓国領・延坪島から目撃された、北朝鮮の弾道ミサイルと推定されるものによる飛行機雲(聯合=共同)

 【ソウル共同】韓国軍は26日、北朝鮮が同日午前5時半(日本時間同)ごろ、平壌付近から日本海側に向けて弾道ミサイルを発射し、失敗したと推定されると発表した。日本の防衛省によると、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したとみられる。韓国軍関係者によると、発射は1発で、固体燃料式の極超音速ミサイルの発射実験だった可能性がある。東部元山沖の日本海上の空中で爆発した。

 防衛省は、少なくとも1発が発射され、最高高度約100キロで200キロ以上飛行したと発表。被害は確認されていない。極超音速ミサイルは一般的にマッハ5(音速の5倍)以上の速度で飛行し、低高度で変則軌道を取るため地上レーダーでの探知が難しい。北朝鮮は発射前の燃料注入作業が不要な固体燃料式の開発も進めている。

 日米韓は新たな合同訓練「フリーダムエッジ」を近く実施する計画で、北朝鮮がけん制を狙った可能性がある。訓練に参加する米原子力空母セオドア・ルーズベルトが22日、韓国釜山に入港。北朝鮮は24、25日に韓国側へ大量のごみ風船を飛ばした。

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