黒川氏の定年延長、文書開示判決 法務省協議の記録で大阪地裁
共同通信 / 2024年6月27日 18時27分
東京高検検事長だった黒川弘務氏=辞職=の定年を延長した2020年1月の閣議決定前に、法務省内で協議した記録などを不開示とした国の決定は違法として、神戸学院大の上脇博之教授が決定の取り消しを求めた訴訟で大阪地裁(徳地淳裁判長)は27日、一部の決定を取り消し文書の開示を認める判決を言い渡した。
徳地裁判長は判決理由で「合理的に考えれば(国家公務員法の)解釈変更は黒川氏の定年延長を目的としているほかあり得ない」と指摘した。
訴状などによると、政府は長年「国家公務員法の定年延長制は検察官に適用されない」との見解だったが、20年1月に法務省が検察官にも適用できると解釈変更。当時の菅義偉官房長官に近いとされた黒川氏の同2月だった定年が延長され、野党などから次期検事総長に就かせるための「官邸の意向だ」と批判が出た。
黒川氏は20年5月、新聞記者らと賭けマージャンをした問題が発覚し、訓告処分を受けて辞職。その後賭博罪で罰金20万円の略式命令を受けた。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
橋下徹氏 黒川元検事長の定年巡る文書開示命令の判決に「抜本的に日本の政治行政の透明化をするべき」
スポニチアネックス / 2024年6月30日 10時52分
-
元東京高検検事長の定年延長巡る協議記録、大阪地裁が開示認める…「解釈変更の目的は黒川氏」
読売新聞 / 2024年6月28日 10時36分
-
法解釈変更「検事長定年延長のためとしか…」 地裁判決のポイント
毎日新聞 / 2024年6月27日 18時45分
-
法解釈変更は「黒川氏のため」 元検事長の定年延長問題、大阪地裁が認定
産経ニュース / 2024年6月27日 14時0分
-
【速報】「解釈変更の理由は定年延長しかありえない」黒川検事長めぐる関連文書の開示求めた裁判 原告側がほぼ全面勝訴 大部分の開示命じる 大阪地裁 黒川氏は延長後に賭けマージャンで辞任
MBSニュース / 2024年6月27日 13時35分
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)