詐欺疑い中核派活動家を逮捕 京都府警、コロナ給付金

中核派の拠点「前進社」の家宅捜索に入る捜査員ら＝27日午前8時41分、東京都江戸川区

　京都府警は27日、新型コロナウイルス対策の臨時特別給付金をだまし取ったとして、詐欺の疑いで、中核派活動家の高田暁典容疑者（36）＝大阪府八尾市＝を逮捕した。府警によると、黙秘している。府警は同日、警視庁と合同で中核派の拠点「前進社」（東京都江戸川区）を家宅捜索した。

　高田容疑者は広島市で開かれた平和記念式典会場近くでの集団暴行事件で逮捕・起訴された。

　逮捕容疑は住民税非課税相当限度額以上の収入を得ていたのに、支給要件を満たすかのように装い、うその書類を当時住んでいた京都市に提出し、22年3月、現金10万円を自身の口座に振り込ませて詐取した疑い。