ガザ北部で住宅多数攻撃と報道 イスラエル軍、異例の退避要求

　【エルサレム共同】中東の衛星テレビ、アルジャジーラは27日、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ北部シャジャイヤなどで多数の住宅を攻撃したと報じた。ガザ当局関係者の話としている。イスラエル軍は直前に住民に避難を要求した。北部での退避要求は最近では異例。

　ロイター通信によると、シャジャイヤ周辺には戦車が侵攻して砲撃を展開。同時に無人機攻撃もあり、シャジャイヤなどで少なくとも市民8人が死亡した。多数の住民が避難した。

　ガザ保健当局は27日、昨年10月からの戦闘開始後のガザ側死者は3万7765人となったと発表した。