1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

中・短距離ミサイル「配備必要」 プーチン氏、自制方針を転換

共同通信 / 2024年6月29日 12時18分

28日、オンラインのロシア安全保障会議に参加するプーチン大統領(ロシア大統領府提供、タス=共同)

 【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は28日、核兵器搭載可能な中・短距離ミサイルの生産を再開し「配備を進めることが必要だ」と述べた。欧州やアジアで同種ミサイルの配備を進める米国への対抗措置。米国との中距離核戦力(INF)廃棄条約の失効後に自制していたが、方針を転換した。条約に縛られない中国は中距離ミサイルの開発を進めており、米中ロの軍拡競争が激化しそうだ。

 国防相や外相らが参加したオンラインの安全保障会議で「ロシアの安全を確保するためにミサイルシステムの製造を始め、どこに配備するかを決めなければならない」と語った。ウクライナに武器を供与する米国との対立が深まる中、米欧に圧力をかけた。

 射程500~5500キロのミサイル全廃を定めたINF廃棄条約は、米国のトランプ前政権が条約による制限に不満を表明し、2019年2月に破棄を通告。同年8月に失効した。

 プーチン氏は、米国が中・短距離ミサイルを「演習で既にデンマークに持ち込んでいる」とし「最近はフィリピンにもあることが発表された」と指摘した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください