宗教2世、救済策「十分」8% 親族からの虐待経験89%
共同通信 / 2024年7月6日 21時16分
安倍晋三元首相銃撃事件で着目された宗教を信仰する家庭に生まれた「宗教2世」(3世以降を含む)120人に共同通信が実施したアンケートで、悪質な寄付勧誘規制などの国の被害救済策を「十分」と答えたのは8%だった。親族らからの虐待を受けたとの回答は89%に上った。信仰を理由とした第三者からの不利益を受けたとしたのは72%。未成年時の信仰強制禁止を求める声も多かった。事件は8日で2年。救済の実感が乏しい現状が浮き彫りになった。
アンケートは、2世支援を行う団体などを通じ5~6月実施。エホバの証人や旧統一教会、創価学会、オウム真理教などの信者を親族とする10~60代の120人が回答した。
国や民間に求める救済策を自由記述で問うと、判断能力が低い幼少期に信仰や宗教活動の強制を禁止するよう多くが要望。望まない活動に参加させず、不利益なく脱会を可能にしてほしいとの要求も目立った。過去の虐待などで今も続く精神的な不調へのケア、相談体制の整備、脱会後に親族からの支援を受けられない際の経済的支援なども求めた。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「オウム真理教ってなに?」若者たちがオウム後継団体に入信 トラブルも 松本サリン事件から30年
CBCテレビ / 2024年7月6日 5時2分
-
旧優生保護法・仙台第2陣訴訟、原告勝訴が確定 最高裁が上告不受理
毎日新聞 / 2024年7月5日 18時56分
-
強制不妊判決 「時の壁」越え救済命じた司法
読売新聞 / 2024年7月4日 5時0分
-
きょう最高裁が判決 強制不妊手術、国は適切に救済してきたのか
毎日新聞 / 2024年7月3日 5時30分
-
朝ドラ「虎に翼」も後押し…経団連が「選択的夫婦別姓」異例の提言、そのきっけとなった出来事
プレジデントオンライン / 2024年6月17日 10時15分
ランキング
-
1何度も叫んだ「助けて」 駆け付けたヤマト配達員らに称賛の声
毎日新聞 / 2024年7月6日 8時30分
-
2泉・立憲民主代表の交代論がささやかれるワケ 都知事選敗北なら責任論拡大、険しさ増す前途
東洋経済オンライン / 2024年7月6日 9時30分
-
3「今日はやめよう、終わり」説明の場に係長不在で立腹し面談1分、長谷川岳参院議員“威圧的言動”新たに…要職就任で挨拶に行くと「遅いのは犯罪、帰って」「反省文」も
北海道放送 / 2024年7月6日 9時9分
-
4JR常磐線で死亡事故 60代の男性が電車の下に入り込む
福島中央テレビニュース / 2024年7月6日 6時12分
-
5「畑を途中でやめると、住民から嫌われることも…」地方移住5回の49歳男性が語る、“田舎暮らし”で心が折れた瞬間
文春オンライン / 2024年7月6日 6時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)