半数がコロナ前より売り上げ減少 地域公共交通93社が回答
共同通信 / 2024年7月10日 17時53分
地域公共交通総合研究所(岡山市)は10日、全国のバスや鉄道、旅客船事業者を対象に経営実態を尋ねたアンケート結果を発表した。回答した93社のうち半数がコロナ禍前より売り上げが10~30%減っている状態が続き、2割は3月時点で債務超過に陥るなど厳しい実情が浮き彫りになった。
研究所が5~6月、499社に調査票を送り、2割から回答を得た。コロナ前の2019年度と比べた23年度の売り上げは46%の事業者が10~30%減っており、人流回復後も影響が残っている。
コロナ禍での損失額は46%の事業者が10億円以上と回答。22%は債務超過の状態にある一方、経営体力を示す剰余金が多い事業者も一部存在し明暗が分かれた。
時間外労働(残業)の上限規制が適用される「2024年問題」の影響について、バス会社は自由記述で「深刻な運転手不足による事業継続危機に直面している」と苦境を明かした。旅客船事業者では燃料費が前年度比10~30%以上増えた事業者が6割。燃料費が支出に占める割合が比較的高く、高騰の影響が顕著だ。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
第一交通産業・田中亮一郎社長に直撃「タクシーでできることはまだまだある。まずは規制緩和の実行を!」
財界オンライン / 2024年7月2日 7時0分
-
2024年問題も直撃!修学旅行の貸切バスが手配不能に…「バス運転手が減っていく未来」をデータは語る
まいどなニュース / 2024年6月29日 10時15分
-
【2024年下半期以降の業種別倒産発生予測ランキングを発表】人手不足や円安によるコスト増加が原因で建設業が3業種、運送業が2業種ランクイン
PR TIMES / 2024年6月26日 16時15分
-
交通系ICカードより「タッチ決済」ゴリ押しでいいの? 「外国人にも便利」は本当か 海外の“現実”
乗りものニュース / 2024年6月24日 9時42分
-
【300名に調査】コロナ禍と手洗いやマスク、外食の頻度に対する意識はどう変わった?
PR TIMES / 2024年6月19日 13時15分
ランキング
-
1旅客機用の燃料不足で緊急対策 輸送船を増強、運転手確保へ
共同通信 / 2024年7月16日 23時42分
-
2大谷翔平の新居「晒すメディア」なぜ叩かれるのか スターや芸能人の個人情報への向き合い方の変遷
東洋経済オンライン / 2024年7月16日 20時40分
-
3工学系出身者が「先進国最低レベル」日本の"暗雲" エンジニアを育てられない国が抱える大問題
東洋経済オンライン / 2024年7月16日 17時0分
-
4CoCo壱「わずか3年で3回目の値上げ」は吉と出るか 過去の値上げでは「客離れ」は見られないが…
東洋経済オンライン / 2024年7月16日 17時30分
-
5ハワイでラーメンと半チャーハン食べて会計したら「衝撃の価格」でした。でも後悔はありません
乗りものニュース / 2024年7月15日 11時12分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)