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肩の負担減らしたトートバッグ開発者に聞く 「MY our bag」【経済トレンド】

共同通信 / 2024年7月12日 7時3分

「お客さんの要望をできるだけ取り入れながらも、品質基準を満たすことが難しかったです」と話す青山商事の金石夢子さん=2024年5月、東京都台東区

 男女のスーツなどを手がける青山商事が2024年1月に発売した女性向けトートバッグ「MY our bag」が好評だ。商品企画を担当する青山商事の金石夢子(かねいし・ゆめこ)さんに商品のポイントを聞いた。

 ビジネス使用を想定。「実用的でおしゃれな商品をつくりたい」と開発を始め、収納力や軽さ、肩への負担軽減などの工夫を凝らした。(共同通信=増井杏菜記者)

 発売約2カ月で販売数量は目標の30%増だった。販売価格(2024年6月時点)は1万890円。交流サイト(SNS)のインスタグラムの公式アカウントを通じ、フォロワーの声を聞きながら企画した。「『肩に掛けても痛くなくておしゃれ』『PCや弁当箱も入るが軽い』などの要望を取り入れて開発しました」

 持ち手は幅を広げず、内側にヨガマットにも使われる衝撃を緩和する素材を採用。「きゃしゃに見えますが、肩に食い込みにくいよう工夫しました」。本体を1枚皮仕立てにし、余分な金具を省いて従来品より1割軽い725グラムに抑えた。

 A4サイズの書類やパソコン、弁当箱が入るよう縦28センチ、横35センチ、奥行き11センチに。「重くなるので仕切りはなくし、ポケットやボトルホルダー、ペン差しを設けて収納しやすくしました」

 側面に異なる色を入れてバイカラーにすることでおしゃれですっきりした見た目を目指した。顧客からは「収納力が抜群」「軽くてかわいい」という声も。「新社会人やかばんを買い替えたい人にも手にしてほしい」。金石さんは、さいたま市出身、38歳。

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