ライチョウひな、すくすく 人工授精でふ化、富山
共同通信 / 2024年7月12日 20時5分
富山市ファミリーパークは12日、6月28日にふ化した絶滅危惧種のニホンライチョウのひな2羽が順調に成育していると発表した。ともに国内で初めて野生の雄の精子を用いた人工授精で誕生したひなで、昆虫や野菜などをまぜたえさをよく食べ、動き回っているという。
12日時点で2羽の体長は約8センチと約10センチ、体重は約26.5グラムと約37グラム。平均的なひなと比べて少し小さいものの、産毛からしっかりした羽根へと生え替わりつつある。
担当者は「誕生から2週間が経過し、これからも大きく成長できるように見守っていきたい」と話した。
ニホンライチョウは国の特別天然記念物に指定されている。
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