米大統領、たびたび暗殺の標的に 現職4人殺害、未遂事件も多数
共同通信 / 2024年7月14日 10時45分
世界情勢に大きな影響を与える米国の大統領は過去、たびたび暗殺の標的とされてきた。殺害されたのは奴隷制支持者に狙われた第16代リンカーン大統領や、パレード中に銃撃を受け、その様子が映像で伝えられた第35代ケネディ大統領ら計4人。未遂事件も数多い。
リンカーン大統領は1865年、首都ワシントンで観劇中に奴隷制支持の俳優に撃たれ翌日死亡した。81年には第20代ガーフィールド大統領が就任から約4カ月後にワシントンで銃撃され、約2カ月後に亡くなった。
20世紀に入ってからは1901年、第25代マッキンリー大統領がニューヨーク州の博覧会会場で無政府主義者に狙撃され、8日後に死亡。事件後、米議会はシークレットサービスに大統領警護職務を課すことを決めた。
世界に衝撃を与えたのは、63年のケネディ大統領の暗殺だ。テキサス州ダラス市内をオープンカーでパレード中、頭を撃たれた。第40代レーガン大統領は81年、ワシントンで銃撃されたが、手術を受け奇跡的に一命を取り留めた。
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