認知症「つながりが大切」 首相が高齢者と意見交換、東京

認知症の高齢者らと意見交換する岸田首相（中央）＝26日午前、東京都町田市（代表撮影）

　岸田文雄首相は26日午前、東京都町田市の小学校を訪れ、認知症の高齢者がボランティアで児童に読み聞かせをする現場を視察した。高齢者らと意見交換し「認知症になっても地域や社会、仲間とつながることの大切さを再認識した。地域に貢献したいという希望をかなえるため、全国に居場所を広げることが大事だ」と述べた。

　読み聞かせは町田市のNPO法人が運営するデイサービス「DAYS　BLG！」の事業の一環。認知症の利用者の社会参加を目的に、地域の事業者などから依頼を受けて有償・無償のボランティア活動を行っている。

　午後は、町田市の子育て支援施設「子どもセンターまあち」を訪れる。