1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

球児宿泊ホテル、共に70年以上 甲子園球場、1日で開場100年

共同通信 / 2024年7月30日 15時52分

甲子園ホテル夕立荘のロビーに飾られた写真や寄せ書き。左は社長の島田昭一さん=兵庫県西宮市

 「勝ってくれることが僕らの喜び」。甲子園球場(兵庫県西宮市)すぐ近くにある「甲子園ホテル夕立荘」の2代目社長島田昭一さん(82)が笑う。70年以上、各地から来る高校球児を受け入れてきた。共に喜び、涙を流したことも。8月1日で開場100年を迎える甲子園。球児と島田さんの「熱い夏」が、今年も始まる。

 島田さんの両親が球場そばに夕立荘を開業したのは、戦後間もない1950年だった。甲子園の壁には無数の弾痕が残り、付近には空襲で崩れた建物があったのを島田さんは覚えている。

 初めて球児を泊めたのは51年。兵庫県代表として春の選抜大会に出場した地元の鳴尾高校だった。順調に勝ち進んで決勝戦にまで駒を進めたが、決勝で逆転サヨナラ負け。「泣きながら帰ってくる姿が今も忘れられない」

 以来、球児の宿として、春と夏、各地の代表校に親しまれるようになった。父親が亡くなり、85年に島田さんが後を継いだ。東京代表の定宿となり、2001年夏には日大三高が優勝。島田さんの願いがかなった瞬間だった。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください