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レバノン首都を報復攻撃 イスラエル、ヒズボラ司令官標的

共同通信 / 2024年7月31日 6時19分

レバノンの首都ベイルート南郊でイスラエル軍の空爆を受け、破壊された建物=30日(AP=共同)

 【エルサレム共同】イスラエル軍は30日、同国占領地ゴラン高原に対するロケット弾攻撃の報復として、レバノンの首都ベイルートで攻撃の責任者を標的に空爆を実施したと発表した。親イラン民兵組織ヒズボラの司令官殺害を狙ったとみられる。レバノンメディアによると、1人が死亡、20人以上が負傷した。イスラエルとヒズボラの戦闘激化が懸念される。

 レバノンメディアによると、無人機はミサイル3発を発射。標的は集合住宅だったという。

 ヒズボラはベイルート南部に影響力を持つとされる。昨年10月にパレスチナ自治区ガザで戦闘が始まって以降、イスラム組織ハマスと共闘し、イスラエル北部に向け断続的な攻撃を続けている。

 ゴラン高原にあるマジダルシャムス村への攻撃は27日にあり、子どもら12人が死亡した。ヒズボラは関与を否定しているが、イスラエルのガラント国防相はX(旧ツイッター)で、ヒズボラは越えてはならない一線を越えたと指摘、強力に対応する構えを示した。

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