「銀傘」拡張は28年3月完成 熱中症対策、甲子園球場

甲子園球場の「銀傘」拡張工事の完成イメージ（阪神電鉄提供）

　兵庫県西宮市の甲子園球場の内野席の一部を覆う「銀傘」と呼ばれる屋根を一、三塁側のアルプススタンドまで拡張する計画について、阪神電鉄は2日、11月に着工し、選抜高校野球の第100回大会に合わせて2028年3月に完成すると発表した。工事費は約150億円。

　拡張部分でアルプススタンドの約7割を覆うことができるといい、観戦者の熱中症対策につながると期待する。屋根を支える6階建ての施設が建設され、観覧エリアや飲食店などが入る予定。工事はプロ野球のシーズンオフのみで行う。

　甲子園球場は1日に開場100年を迎えた。