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金18個、海外五輪最多を更新 メダル総数も過去上回る

共同通信 / 2024年8月11日 6時52分

女子やり投げで金メダルを獲得し、表彰式で笑顔の北口榛花=パリ郊外(共同)

 【パリ共同】パリ五輪第16日の10日、陸上で女子やり投げの北口榛花(26)=JAL=が優勝し、マラソン以外では日本女子初の金メダルに輝いた。レスリング女子で初出場した62キロ級の元木咲良(22)=育英大助手=も優勝。日本勢の金メダルは計18個、メダル総数は43個となり、いずれも海外開催の五輪での最多記録を更新した。これまでの海外五輪での「金」の最多は2004年アテネ大会の16個だった。

 近代五種男子の佐藤大宗(30)=自衛隊=が銀メダルを獲得。ともに歴史が長い伝統競技で男女を通じて日本勢初の表彰台に上がった。

 卓球女子団体で早田ひな(24)=日本生命、平野美宇(24)、張本美和(16)=ともに木下グループ=の日本は2大会連続で準優勝。レスリング男子フリースタイル74キロ級の高谷大地(29)=自衛隊=も銀メダル。

 レスリング男子フリー65キロ級の清岡幸大郎(23)=三恵海運、女子76キロ級の鏡優翔(22)=サントリー=はともに決勝進出で「銀」以上が確定。

 ゴルフ女子の山下美夢有(23)と、新競技ブレイキンで男子の半井重幸(22)=ダンサー名・SHIGEKIX、第一生命保険=はともに4位だった。

 北口榛花の話 うれしいじゃ足りない、言葉にできないくらいの気持ち。すごい選手ばかりなので、重圧を与えられるように1投目から絶対にいきたいと臨んで、有言実行できた。夢の中では70メートル投げられていたので悔しい部分もあるけど、また頑張って現実にできるようにしたい。

 佐藤大宗の話 応援が力になった。みんなで勝ち取ったメダルだと思っている。ゴールテープを切るまで攻め切れた結果。今までやってきたことは間違いではなかった。日本人初のメダルを取れたことは誇りに思う。

 高谷大地の話 これが高谷の歩んできた道かなと思う。決勝でフォール負けするのも僕らしいかな。勝ち負けは出たとしても、お祭りのようにみんなで騒げる。最高の試合、最高の大会だなと思った。

 元木咲良の話 いろんな人の力を借りて、支えてもらった。金メダルを取ることができて本当にうれしい。私だけがもらうのは申し訳ないくらい、たくさんの人にお世話になった。みんなに分けてあげたいくらい大きいメダル。

 山下美夢有の話 ちょっと今は何も考えられない。メダルを目指してやっていたので、結果4位はあまり良くない。プレッシャーは特にそこまでなかったが、粘ることができなかったのは自分のミス。9番と16番のダブルボギーがもったいなかった。

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