損保の情報漏えい200万件超 大手4社、代理店通じ競合他社に
共同通信 / 2024年8月27日 18時25分
損害保険代理店による情報漏えい問題で、漏えいした損保大手4社の契約者情報が合計で200万~300万件規模に上る見通しとなったことが27日、分かった。保険加入者の氏名や電話番号、契約の満期などが代理店を通じて競合他社に流出した。業界全体にずさんな情報管理が広がり、情報の一部が営業活動に使われた疑いも浮上。4社は週内に事実関係を金融庁に報告する。金融庁は報告内容を踏まえ、再発防止策を検討する。
損保業界では昨年、中古車販売大手ビッグモーターによる保険金不正請求や企業保険のカルテルといった問題が相次いだ。再び不祥事が発覚し、信頼回復の道は険しい。
4社は東京海上日動火災保険、損害保険ジャパン、三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険。情報漏えいは、自動車ディーラーなど複数の損保の商品を取り扱う「乗合代理店」で発生した。損保から代理店に出向した社員が他の損保の契約情報を把握し、自社に漏らした悪質な事案も確認された。
この情報で他社の販売動向を把握し、営業活動の参考にした可能性もある。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
金融庁、生保・損保の「テリトリー制」を廃止へ 代理店都合による商品の推奨は認めない方針
東洋経済オンライン / 2024年11月26日 7時30分
-
損保大手4社に追加報告命令 競合情報の不正取得で、金融庁
共同通信 / 2024年11月15日 21時40分
-
金融庁、損保大手4社に追加報告命令
共同通信 / 2024年11月15日 21時8分
-
出向社員の不正続発で全生保調査 金融庁、新たに法人分野を追加
共同通信 / 2024年11月11日 17時51分
-
公取委の異例対応で際立つ損保大手の悪しき体質 いまだにくすぶる500超のカルテル疑義事案
東洋経済オンライン / 2024年11月2日 7時30分
ランキング
-
1ワークマンは「8800円ランドセル」で勝負…「過去最悪の少子化」でも異業種がランドセル市場に続々参入するワケ
プレジデントオンライン / 2024年11月29日 16時15分
-
2電気・ガス料金高止まり「風呂キャンセル」「設定温度1℃」で何円変わる? “ちょっとした”節約術をご紹介【Nスタ解説】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月29日 21時59分
-
3ついに「スタバ離れ」がはじまった…カスタマイズするほど長くなる注文の"意外な落とし穴"
プレジデントオンライン / 2024年11月30日 9時15分
-
4《総フォロワー500万人のインフルエンサー》なな茶がイベント“ファンの大量ドタキャン”に怒りの告白「すべて出禁にさせていただく」「“グラビアなんかしてるから”と心無いコメントも」
NEWSポストセブン / 2024年11月30日 11時15分
-
5路上ライブは「グレーな文化」として容認すべきか 「迷惑行為」「アーティストとしての表現」境界線
東洋経済オンライン / 2024年11月30日 8時51分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください