ごみ屋敷72%で福祉支援が必要 居住者に健康問題や貧困
共同通信 / 2024年8月28日 18時5分
総務省行政評価局は28日、大量の物品が屋内や敷地に放置された「ごみ屋敷」に住む人の72.4%が健康問題や貧困を抱えていたとの抽出調査結果を公表した。保健師による訪問といった福祉的支援が必要だとして、厚生労働省など関係省庁に対応を要請した。
人口10万人以上の30市区から、ごみを撤去するなど解消済みの62件を含む181件の事例を選んで分析。131件で居住者や同居家族に福祉的な支援が必要な課題が見つかった。内訳は、認知症や障害など健康面が57件、ごみ処分費を確保できないなど経済面が7件、両方を抱えるケースが67件だった。
全体の32.0%に当たる58件は65歳以上の単身高齢者世帯。介護ヘルパーや撤去費用を手当てして解消した自治体がある一方、福祉担当とごみ撤去を指導する担当との連携ができていない事例もあった。
未解消の119件のうち14件は、いったん撤去したが再発していた。未解消の要因は「居住者から理解を得られない」(81.5%)が最多で、「居住者が解消を望んでいない」(58.0%)が続いた。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「ごみ屋敷」約8割が周辺に悪影響 住人は健康・経済面に課題も 総務省全国調査
日テレNEWS NNN / 2024年8月28日 19時23分
-
ごみ屋敷の3割、撤去に応じず=住人「有価物」と主張―総務省
時事通信 / 2024年8月28日 14時38分
-
社説:墓守の行方 血縁に頼らぬ弔いの模索を
京都新聞 / 2024年8月17日 16時0分
-
物をため込み生活環境が悪化した「物屋敷」 背景に困窮や心の問題 改善へ業者が清掃を支援 沖縄市社協と協定
沖縄タイムス+プラス / 2024年8月14日 7時33分
-
実家の"ごみ屋敷化"はここから始まる…帰省のときに必ず目を光らせたい家の中の意外な場所【2024夏のイチオシ】
プレジデントオンライン / 2024年8月10日 7時15分
ランキング
-
1「仏様に祈るしかない」 台風31日に最接近の滋賀、対応に追われる
毎日新聞 / 2024年8月28日 15時14分
-
2九州の広範囲で停電リスク 台風の動きが遅く影響が長引くおそれ
ウェザーニュース / 2024年8月28日 14時35分
-
3「最悪の場合を想定して」危機管理アドバイザーに聞く備え ゆっくり台風で被害の長期化視野に
MBC南日本放送 / 2024年8月28日 16時34分
-
4台風10号の疑問 なぜ急カーブ進路予想?速度ノロノロはなぜ? 広瀬駿気象予報士は「ジョギングの速度で、ひょっとすると迷走気味に東進」
MBSニュース / 2024年8月28日 13時15分
-
5台風10号、気象庁「最強に近いクラス」…鹿児島県内11万8000世帯に避難指示
読売新聞 / 2024年8月28日 13時26分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください