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東電、デブリ情報のサイト開設 2号機取り出し開始控え

共同通信 / 2024年8月31日 17時46分

「燃料デブリポータルサイト」のトップページ(東京電力のサイトから)

 東京電力は、福島第1原発1~3号機の溶け落ちた核燃料(デブリ)の現状や最新情報を伝えるウェブサイトを開設した。デブリ取り出しは廃炉の最難関で、2号機での試験的な取り出し開始を控えた8月中旬に公開した。しかし作業は、装置を押し込むパイプの取り付け順を間違えるミスのため中断している。

 サイト名は「燃料デブリポータルサイト」。2011年3月の事故でデブリが発生した経緯や、最新の原子炉の温度などをまとめている。これまでの調査映像やイラストを使い、1、3号機はデブリの大半が原子炉圧力容器を突き抜けて原子炉格納容器に落ち、2号機は圧力容器に多くが残っているとみられることも説明している。

 デブリは1号機に279トン、2号機に237トン、3号機に364トンあると推定されている。格納容器内は放射線量が極めて高く、人が入れないためロボットや機材を使う必要がある。

 政府と東電が策定した廃炉工程表では、2号機の試験的取り出しで得られた情報を基に、30年代初頭に3号機で大規模な取り出しを始める計画となっている。

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