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ロとウ両軍死傷者100万人に シリアで特殊作戦実施か

共同通信 / 2024年9月17日 21時18分

ロシアのミサイル攻撃で死亡したウクライナ兵の葬儀で、弔銃を撃つ儀仗(ぎじょう)兵=7日、ウクライナ中部ポルタワ(AP=共同)

 【キーウ共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は17日、ロシアによるウクライナ侵攻開始からの両軍の死傷者数が約100万人となったと報じた。両国とも死傷者数を公表せず推計は困難だと指摘。その上で、事情に詳しい複数の関係者の話として、今年初めの推計でウクライナ軍の死者が8万人、負傷者は40万人に達していると伝えた。

 ウクライナの英字紙「キーウ・ポスト」は16日、国防省情報総局の特殊部隊が、シリア北部アレッポ近郊のロシア側の基地を15日朝に攻撃したと報じた。無人機の製造や試験の拠点だったとしている。事実とすれば異例。シリアには雇い兵の募集組織などを含むロシアの拠点が複数あり、今年6~7月にもシリアで作戦が行われたという。

 ゼレンスキー大統領は今年2月の記者会見で、ウクライナ軍の戦死者は約3万1千人だと明らかにしている。WSJはロシア側の死傷者について、西側の情報機関の推定にばらつきがあるとしつつ、死者は約20万人、負傷者は約40万人との推定を紹介した。

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