イラン精鋭部隊将官も死亡 レバノン首都の空爆で

イスラエル軍の空爆を受け、レバノンの首都ベイルート南部から立ち上る煙＝28日（ゲッティ＝共同）

　【テヘラン共同】イラン国営テレビは28日、レバノンの親イラン民兵組織ヒズボラの指導者ナスララ師が殺害されたイスラエル軍による空爆で、イラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」の将官も死亡したと明らかにした。

　イラン最高指導者ハメネイ師は28日「地域の全抵抗勢力はヒズボラと共にある」として、ヒズボラを支援するよう全てのイスラム教徒に呼びかけた。5日間の喪に服すと発表した。

　対イスラエルでヒズボラと共闘するイスラム組織ハマスは、ナスララ師を追悼する声明を発表。イスラエルの空爆を「ひきょうなテロ行為」だと非難した。