スズメや里山のチョウ個体数急減 年22%減少も、環境省調査
共同通信 / 2024年10月1日 17時30分
全国各地で自然の長期的な変化を調べる環境省の調査で、里山や里地にいる鳥やチョウなど身近な生物の個体数が急速に減っていることが分かった。1年間で個体数が22%減少した種もあり、絶滅危惧種に相当する水準。希少種ではなく、スズメやオナガのようにどこにでもいる「普通種」の減少が深刻だった。同省と日本自然保護協会が1日、発表した。
北海道から沖縄まで全国325カ所で2008~22年度に里地や里山の植物や鳥類、チョウ類の個体数などを決まった手法で調べた。出現頻度が高いチョウ103種の年間の減少率を調べると、ギフチョウや日本の国チョウ、オオムラサキなど33%に当たる34種が3.7~22%で、環境省が絶滅危惧種と認定する際に基準とする減少率3.5%以上だった。
かつては群れで多数が飛ぶ姿が見られたイチモンジセセリ(減少率6.9%)などの普通種の減少が特に顕著。鳥類も106種中、15%の16種で数の減少が激しく、スズメ(同3.6%)やオナガ(同14.1%)など普通種の減少が目立った。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
モニタリングサイト1000里地調査2005-2022年度 とりまとめ報告書 「チョウや鳥たちが急減、気候変動の影響も」
PR TIMES / 2024年10月2日 21時40分
-
スズメが絶滅危惧種に? 里山の鳥、チョウが急速に減少
毎日新聞 / 2024年10月1日 17時40分
-
スズメの減少率が絶滅危惧種レベルという危うさ 全国1000カ所で20年間、研究者と市民が調査
東洋経済オンライン / 2024年10月1日 17時0分
-
スズメやセグロセキレイなど、身近だった鳥の15%が「絶滅危惧種」並に減少…環境省が警鐘
読売新聞 / 2024年10月1日 14時0分
-
那須どうぶつ王国で繁殖のライチョウ、野生復帰 長野・駒ケ岳で放鳥
毎日新聞 / 2024年9月30日 12時10分
ランキング
-
1AI使ったイラスト商品に批判の声 ローソンが販売停止「多くのご意見いただいた」
J-CASTニュース / 2024年10月2日 20時38分
-
2「スカスカ」「味ないガム」=野党、石破首相演説を酷評
時事通信 / 2024年10月4日 19時38分
-
3カンボジアで保護の12人逮捕へ だまされ特殊詐欺に関与か
共同通信 / 2024年10月4日 20時54分
-
4見張り役か、29歳の男を逮捕 警視庁、東京・練馬の強盗致傷事件で4人目
産経ニュース / 2024年10月4日 17時29分
-
5「自社の重機使って…」鶏肉約8t敷地内に不法に埋めた疑い 食肉会社と当時の工場長ら書類送検 中札内村
HTB北海道ニュース / 2024年10月4日 16時20分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください