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レバノンに戦力配置案浮上 イラン、イスラエルけん制

共同通信 / 2024年10月5日 5時29分

イランで実施された弾道ミサイルの発射訓練=2021年(イラン革命防衛隊提供、AP=共同)

 【テヘラン共同】イラン指導部内でイスラエルと民兵組織ヒズボラが激しく交戦するレバノン南部に、イランが革命防衛隊の部隊や弾道ミサイルを配置する案が浮上していることが4日、分かった。レバノン政府が要請した場合に限り、配置する可能性があるという。軍事筋が共同通信に明らかにした。実現性は低いとみられるが、戦力配置の構えを示すことで、イスラエルをけん制する狙いがあるとみられる。

 実際に配置すればイスラエル軍と激突する恐れがある。イランとイスラエルが地上戦を展開すれば、情勢が一層悪化するのは必至だ。ただそのような状況を懸念し、レバノン政府がイランに要請する可能性も低そうだ。

 軍事筋によると、戦力配置案は2日に開かれた国防、外交の政策全般を統括する国家安全保障委員会で浮上した。

 イランは既に革命防衛隊の要員を軍事顧問としてヒズボラに派遣している。イスラエル軍とヒズボラの交戦が激化して以降、増員している。

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