昭和レトロの喫茶店人気、インバウンドも 名古屋中心部で50年、インベーダーゲーム現役
共同通信 / 2024年10月6日 8時5分
ネオンの看板、テーブル代わりのインベーダーゲーム―。名古屋市中心部の市営地下鉄伏見駅近くにある、昭和レトロの面影を残した喫茶店「珈琲処カラス」が、インバウンド(訪日客)も含め多くの客で連日にぎわいを見せている。
オーナー西脇美穂さん(56)の父親稲本稔さんが約50年前に創業した。今も内装は当時のまま。壁はれんが造りで、インベーダーゲームは現役だ。
「なぜなのか父に聞いたが、忘れてしまった」(西脇さん)という店名の由来は八咫烏。店内には、客がプレゼントしてくれた全国各地のカラスの置物やお守りなどが飾られている。
以前は保育士として働いていた西脇さん。2019年に76歳で亡くなった父は晩年入退院を繰り返し、西脇さんが店を手伝った。
残ったコーヒーを職場の保育園で振る舞うと、同僚が「おいしい」と喜んでくれた。この味を残したいと店を引き継ぐことを決意し、2017年からカウンターに。4種類の豆を配合する割合や焙煎具合は、父の頃と変わらない。
「何でも挑戦したい」と、ラジオ番組出演や、カプセル玩具とのコラボに取り組んできた。テレビドラマ「孤独のグルメ」で、主人公が立ち寄った店としてロケ地にも。番組の影響もあって、近年は東アジアを中心に海外の客が増え、店内はさまざまな言語が飛び交う。多くの客の目当ては、主人公が食べたあんトーストだ。
遠方からの客が増えても「常連の憩いの場としての役割は変わらない」と西脇さん。普段は1人で切り盛りするが、忙しい時は進んで片付けや洗い物を手伝ってくれる常連もいる。「これからも、いつ来ても変わらない場所であり続けたい」と笑顔を見せた。
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