1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

ノーベル平和賞「活動の自信に」 被爆者、核廃絶の決意新た

共同通信 / 2024年10月12日 10時25分

長崎市の平和祈念像に手を合わせる人=12日午前

 「自信を持って活動を進められる」「理想を追求することの大切さに気付いた」。日本原水爆被害者団体協議会(被団協)がノーベル平和賞に決まって一夜明けた12日、広島市と長崎市では被爆者や観光客らが爆心地付近を訪れ、核廃絶への決意を新たにした。

 「長崎を最後の被爆地に」と被爆者や市民の活動が続いてきた長崎市。福島市から仕事で訪れた鈴木ひろ子さん(57)は平和公園の平和祈念像に立ち寄り「福島は原発の問題があり、長崎を身近に感じていた。世界情勢が悪化する中、あえてこのタイミングでの受賞なのかなと思う」とたたえた。

 広島市の波田保子さん(88)は、両親が爆心地から約1.5キロの場所で被爆し、県内の学童疎開先から8月13日に戻って入市被爆した。両親は長年放射線の被害に苦しみ、家族は差別と闘い続けてきた。

 署名集めなどの運動に加わってきた波田さんは12日朝に平和記念公園の慰霊碑を訪れ「生きている間に核兵器をなくしたいという思いで、一筆一筆を集めてきた。広島から世界へ、一歩でも大きく発信をしたい」と力を込めた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください