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金与正氏、報復措置を警告 無人機「領空侵犯」で反発

共同通信 / 2024年10月13日 0時46分

北朝鮮の金与正朝鮮労働党副部長(朝鮮通信=共同) 

 【北京共同】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記の妹、金与正党副部長は12日夜、韓国から飛来した無人機が首都平壌を「領空侵犯」したとする問題を巡り、次に発見した場合は即座に「惨事が起きる」として軍事的な報復措置を警告した。朝鮮中央通信が与正氏の談話を報じた。韓国軍が事実関係について「確認できない」としたことに強く反発している。

 北朝鮮側は無人機が軍事的な攻撃手段にも用いられることを問題視。韓国側の民間団体が無人機を使ったとしても、韓国軍が黙認したと見なして容認しない姿勢を示している。

 談話は、韓国の脱北者団体が大型風船で北朝鮮に金正恩体制を批判するビラを散布し続けていることに触れ、韓国側が朝鮮半島情勢を悪化させていると指摘した。

 この問題を巡っては、北朝鮮外務省が11日に重大声明を発表。韓国からの無人機が平壌中心部に飛来し、体制批判ビラを散布したと主張した上で「あらゆる攻撃手段を任意の時刻にとる態勢を備える」と韓国政府を威嚇した。

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