1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

海底炭鉱前に日韓遺族 戦時中の水没事故、山口

共同通信 / 2024年10月26日 19時40分

日韓の遺族が参加して海底炭鉱「長生炭鉱」の坑口前で行われた追悼集会=26日午後、山口県宇部市

 戦時中の水没事故で朝鮮人を含む183人が犠牲になった山口県宇部市の海底炭鉱「長生炭鉱」で、遺骨回収に取り組む地元市民団体が26日、坑道内部の本格調査前に関係者へ坑口を見せようと、韓国在住の遺族らを招待して現地で追悼集会を開いた。

 炭鉱の入り口だった坑口は市民団体「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」の調査で9月に見つかった。集会には日韓の遺族計18人が参加。調査の概要を説明するとともに、坑口の前に祭壇を設け犠牲者を悼んだ。遺族が「お父さん、私が来ました」と坑口に韓国語で呼びかける場面も見られた。

 日本人遺族の常西勝彦さん(82)は「水の中の父と再会したい」と涙ながらに語った。今月末にもダイバーが潜水調査する予定で、団体共同代表の井上洋子さん(74)は「調査で一片でも遺骨を見つけたい」と話した。

 長生炭鉱では1942年2月に海水が流れ込む事故が発生。朝鮮人と広島や沖縄出身などの日本人が死亡した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください