福島第1原発でデブリつかむ 東京電力、容器底部へ爪形器具
共同通信 / 2024年10月30日 13時44分
東京電力は30日、福島第1原発2号機の溶融核燃料(デブリ)の試験的取り出しで、原子炉格納容器の底部につり下ろした爪形器具で少量のデブリをつかんだと発表した。回収には数日から1週間程度かかる見通しで、成功すれば第1原発で初となる。
9月中旬に手順確認のためデブリを一度つかんでいたが、カメラの不具合で中断し、10月28日に再開した。
30日は、格納容器内部で水平状態の採取装置を斜め下方向に伸ばし、格納容器底部にある「ペデスタル」と呼ばれる土台部分の内側まで進めた。
その後、数メートル下の格納容器底部に向け、装置先端から爪形器具を釣り糸のように垂らし、カメラで状況を確認しながら底部の小石状のデブリをつかんだ。そのまま器具を引き上げ、採取装置を縮めて元の水平状態に戻した。採取するデブリは3グラム以下となるよう器具を設計している。
作業中はデブリの状態を確認しやすいよう、冷却のために続けている原子炉への注水を一時的に中断した。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
福島第一原発2号機、大きさ最大5ミリのデブリつかむ…取り出しに向けて初
読売新聞 / 2024年10月31日 0時8分
-
福島第1原発、デブリつかむ作業成功 事故後初の回収へ大きな一歩
産経ニュース / 2024年10月30日 13時49分
-
福島第一原発2号機でデブリつかむ作業開始、3年遅れでスタート…3gの採取目指す
読売新聞 / 2024年10月30日 11時44分
-
東電、デブリ採取作業を再開 福島原発2号機、カメラ交換完了
共同通信 / 2024年10月28日 13時23分
-
福島第一原発のデブリ取り出し再開…カメラ不具合で作業を1か月以上中断
読売新聞 / 2024年10月28日 11時5分
ランキング
-
1「ビブレ」「サティ」はどこへ消えた?“愚策”だった「マイカルタウン」の新規出店攻勢
日刊SPA! / 2024年11月2日 8時53分
-
2242人いた乗客が241人に…フェリーから海に転落か 小樽発新潟行の新日本海フェリー
BSN新潟放送 / 2024年11月2日 18時24分
-
33連休初日、西・東日本に大雨 1人不明、新幹線見合わせ
共同通信 / 2024年11月2日 19時44分
-
4知人の高校生を包丁で切り付け、殺人未遂容疑で16歳少年を緊急逮捕…「殺すつもりだった」
読売新聞 / 2024年11月2日 19時27分
-
5東京・調布のマンションから転落した男児、搬送先の病院で死亡…5階部分の手すり乗り越え誤って転落か
読売新聞 / 2024年11月2日 11時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください