中国・習氏、保護主義反対訴えへ トランプ氏就任にらみ南米訪問
共同通信 / 2024年11月8日 19時28分
【北京共同】中国外務省は8日、習近平国家主席が13~21日の日程で南米のペルーとブラジルを訪問し、APECとG20の首脳会議に出席すると発表した。来年1月のトランプ米次期大統領就任をにらみ、保護主義反対を訴えて国際会議の議論を主導する構え。新興・途上国「グローバルサウス」の結束強化を掲げ、米国の裏庭の南米で影響力拡大を図る。
南米訪問に合わせ、日米を含む各国首脳らとの会談を調整。ペルー、ブラジル両国首脳とも協力拡大を議論する。
トランプ氏は中国製品に高関税を課す強硬姿勢を見せ、中国は「貿易戦争に勝者はない」(外務省報道官)とけん制。習氏はAPECやG20で経済のグローバル化を進める方針をアピールし、各国の支持を集めたい考え。中国は外交関係が悪化した国への経済的威圧が問題となっており、主張がどこまで浸透するかは不透明だ。
中国は米国の影響力が強い中南米で経済力を駆使し、存在感を高めている。ペルーは中国主導の巨大経済圏構想「一帯一路」の参加国で、目玉事業である巨大港「チャンカイ港」が習氏訪問に合わせ開港する。
外部リンク
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1軍事費「増額続ける」=トランプ氏に配慮―前台湾総統
時事通信 / 2024年11月24日 15時29分
-
2COP29 途上国支援「年46兆円」で合意 「目標額が少なすぎる」の声も
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月24日 11時43分
-
3韓国政府、佐渡で25日に独自追悼行事開催
共同通信 / 2024年11月24日 16時4分
-
4ガザ全域をイスラエル軍が攻撃、48時間で少なくとも120人死亡…レバノンでは空爆で20人死亡
読売新聞 / 2024年11月24日 18時47分
-
5飲料にメタノール混入か、ラオスで外国人観光客6人が相次ぎ死亡…日本大使館も注意呼びかけ
読売新聞 / 2024年11月24日 15時44分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください