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公明新体制、代表に斉藤氏 竹谷代行、女性活躍推進へ

共同通信 / 2024年11月9日 19時8分

公明党の臨時党大会で拍手に応える斉藤鉄夫新代表。左は竹谷とし子代表代行、右は西田実仁幹事長=9日午後、東京都新宿区

 公明党は9日、臨時党大会を東京都内で開き、石井啓一氏(66)の後任代表として、斉藤鉄夫国土交通相(72)を正式に承認し、新体制を発足させた。代表代行に竹谷とし子氏(55)を起用し、女性活躍の推進を図る。代表代行を置くのは故浜四津敏子氏以来。先の衆院選では代表就任から1カ月の石井氏や次世代を担う中堅が落選し、比例代表の得票も過去最少となった。来年夏の参院選や東京都議選に向けた党再建が重要課題となる。

 斉藤氏は自民党総裁の石破茂首相と官邸で会談し、政策合意文書を交わした。2024年度補正予算案の早期成立へ協力する方針も確認した。

 斉藤氏は記者会見で、竹谷氏の起用について「今後10年で女性国会議員を3割にするという目標達成の旗振り役になってほしい」と説明。自民の派閥裏金事件を受けた政治の信頼回復に向け「スピード感を持って政治改革を実現する」と強調した。自民との連立が政権運営の基軸とした上で、国民民主党との連携にも意欲を示した。

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