北海道大キャンパスでワイン飲み比べ 地元産の魅力伝え、研究にも活用
共同通信 / 2024年11月11日 8時3分
北海道大は9月、観光客や市民も多く訪れる大学構内で北海道産のワインを有料試飲できる「北大ワインテイスティング・ラボ」を開設した。多種多様な道産ワインの魅力を伝えるとともに、化学成分と味の好みに関する研究にも役立てる計画で、担当者は「実際に味わって、知ってもらう場所として活用したい」と意気込む。(共同通信=川村隆真)
9月下旬、北海道ワイン教育研究センター棟の試飲スペースでは数人がワインを味わっていた。毎週金―月曜日に開館。コイン式のワインサーバーを設置しており、北大の「余市果樹園」で育ったブドウを使った希少なワインなど12種類のうちから、1500円で3種を選べる。定期的に種類を変え、道内各地のワインを幅広く用意する方針だ。
センター長を務める大学院農学研究院の曽根輝雄(そね・てるお)教授(55)によると、1日50人ほどが利用している。曽根教授は「地域ごとの味を楽しめるのも道産ワインの魅力。ワイナリーによる味の違いを比べてほしい」と語る。
曽根教授はワイン研究への寄与にも期待をかける。気温が低い北海道はブドウ栽培に向かないとされていたが、温暖化の影響で適地になりつつあり「今後、ワイン造りの中心地として重要性が増していく」。北大は、北海道を世界的な産地に育てる「北海道ワインバレー」構想の実現に向け、研究を進めている。
ラボでは研究の一環として、試飲した人にアンケートを実施。どのような観点からワインを選び、どんな印象を持ったかを尋ねる。成分と嗜好(しこう)性の関係を調べ、成果をワイナリーのマーケティングなどに活用してもらう考えで、曽根教授は「将来的には生産者が自分のワインを直接紹介できる場所にもしていきたい」と力を込めた。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ワインと楽しめる特別メニューの提供も。神戸「f winery」が「海底熟成ワイン飲み比べセット」を販売
IGNITE / 2024年11月14日 21時0分
-
ワイン用ブドウの栽培技術向上で世界と競争へ!ポイントは「台木」
テレビ北海道 / 2024年11月13日 17時43分
-
「香港インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション2024」にて、北海道ワイン「Northern Blend 2023」が金賞および日本産の最高賞「ベストワイン・フロム・ジャパン」受賞
PR TIMES / 2024年11月7日 18時45分
-
“北島ワインポーク”を使った絶品粗挽き餃子が北海道余市町ふるさと納税限定で登場!
@Press / 2024年10月31日 10時30分
-
金賞栄耀 トロピカル・レジェンド 台湾トロピカルフルーツワインの豪華試飲会
PR TIMES / 2024年10月16日 18時45分
ランキング
-
1国民民主党、「年収の壁」103万円から「178万円」に見直し法案…臨時国会提出へ
読売新聞 / 2024年11月14日 16時45分
-
2来週から税制協議本格化=「103万円の壁」見直しで―自公国
時事通信 / 2024年11月14日 17時7分
-
3石破首相、日米韓首脳会談で「協力体制発展させる」…トランプ氏とは「具体的なこと決まってない」
読売新聞 / 2024年11月14日 17時20分
-
4能登半島の「長期避難世帯」225世帯に 珠洲では豪雨被害で初認定
毎日新聞 / 2024年11月14日 20時7分
-
5「スマホ見ながらメシ」10~20代の8割がやっている 「LINEしていた」「ドラマを見ていた」専門家は健康リスクを指摘
CBCテレビ / 2024年11月14日 19時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください