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米大統領補佐官にウォルツ氏 陸軍特殊部隊グリーンベレー出身

共同通信 / 2024年11月13日 9時4分

トランプ次期米政権の大統領補佐官に選ばれたマイク・ウォルツ下院議員(手前中央)=5月、ニューヨーク(AP=共同)

 【ワシントン共同】トランプ次期米大統領は12日、国家安全保障問題担当の大統領補佐官にマイク・ウォルツ下院議員(50)を起用すると発表した。ホワイトハウスで外交安保政策を仕切る要職で、国務、国防両長官と共にかじ取り役を担う。駐イスラエル米大使に南部アーカンソー州のマイク・ハッカビー元知事を充てることも表明した。

 トランプ氏の声明によると、ウォルツ氏は軍歴が長く、陸軍特殊部隊グリーンベレー出身として初めて連邦議員に選出された。トランプ氏はウォルツ氏について、中国やロシア、イランの脅威に対抗する専門家だと紹介。「『力による平和』の強力な推進者になる」と期待を寄せた。

 第1次トランプ政権では陸軍中将だったマクマスター氏やボルトン元国連大使が大統領補佐官を務めたが、トランプ氏と対立し、相次いで更迭、解任された。米メディアはトランプ氏がこれらの経験を踏まえ、忠誠心の厚いウォルツ氏を選んだと指摘している。

 ハッカビー氏は強硬なイスラエル支持者として知られ、イスラエル占領地ヨルダン川西岸へのユダヤ人入植にも賛成の立場。

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