日米韓、事務局組織設置へ 政権移行前に協力制度化

サリバン米大統領補佐官（ロイター＝共同）

　【ワシントン共同】サリバン米大統領補佐官（国家安全保障問題担当）は14日、南米ペルーで15日に実施する日米韓首脳会談で、安全保障や経済分野での協力強化に向けた調整を担う事務局組織の設置を決めると明らかにした。来年1月のトランプ次期政権発足を見据え、3カ国連携の制度化を図る。ペルーに向かう大統領専用機内で記者団の質問に答えた。

　3カ国首脳会談にはバイデン大統領、石破茂首相、韓国の尹錫悦大統領が出席。バイデン氏は石破氏と個別に会談する。

　サリバン氏は北朝鮮が近く7回目の核実験を実施する可能性は依然としてあるとし「警戒を続けている」と述べた。