米学会賞で田中耕一氏が会見 島津製作所の質量分析装置を認定
共同通信 / 2024年11月15日 19時14分
ノーベル化学賞受賞者で島津製作所のエグゼクティブ・リサーチフェロー田中耕一氏が開発に携わった、分子をイオン化して質量を測る装置が、米国に本部を置く電気電子技術者協会(IEEE)の「マイルストーン賞」に認定され、同社は15日に京都市の本社で記者会見を開いた。田中氏は「感慨深い」と笑顔で話した。
この賞は誕生から25年以上経過した重要な技術などに贈られる。対象となったのは、同社が1988年2月に発売したレーザーイオン化質量分析計「LAMS―50K」。田中氏のノーベル化学賞受賞につながった「ソフトレーザー脱離イオン化技術」を応用した世界初の製品だという。
「ソフトレーザー脱離イオン化技術」は、タンパク質などの巨大分子を壊さずにイオン化し、質量を分析できる。病気の早期発見や新薬開発などに活用されている点も評価された。
装置は5人のチームで開発した。田中氏は「自身の貢献はごく一部」と謙遜しながらも最先端の研究開発ができたと振り返り、チームの功績を喜んだ。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
バイオエネルギー・炭素回収プラントを開発するライノフラックス株式会社へ出資
PR TIMES / 2024年11月4日 0時40分
-
発電するほどCO2を削減、京大発ライノフラックスが初回調達2.8億円
PR TIMES / 2024年11月2日 21時40分
-
極微量の放射性ヨウ素を測定する技術を開発
共同通信PRワイヤー / 2024年10月29日 14時0分
-
《産総研グループ》革新的な技術・製品開発でプラネタリーヘルスの実現へ!「島津製作所-産総研 アドバンスド・ソリューション連携研究ラボ」を設立
PR TIMES / 2024年10月24日 10時15分
-
島津製作所と協業、質量分析技術者を育成
PR TIMES / 2024年10月21日 13時45分
ランキング
-
1【独自】渦中の経営者を直撃…悪質M&Aは介護業界にも 「本当に異常」残高わずか4000円 全員退去の施設も 警察は捜査できず【調査報道】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月15日 14時27分
-
2高額療養費の負担上限引き上げへ=医療費抑制、年内に方向性―厚労省
時事通信 / 2024年11月15日 14時31分
-
3玉城知事「県民に大きな不安」=米軍ヘリ不時着巡り―沖縄
時事通信 / 2024年11月15日 14時44分
-
4自民人事、裏金議員を起用=党幹部「適材適所」と説明
時事通信 / 2024年11月15日 18時28分
-
5強制不妊手術訴訟、全て終結 名古屋高裁で最後の和解
共同通信 / 2024年11月15日 18時22分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください