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マスク氏の「人事介入」波紋 次期米財務長官を巡り、不満も

共同通信 / 2024年11月18日 10時12分

米ニューヨークでトランプ次期大統領(左)と話すイーロン・マスク氏=16日(Brad Penner―Imagn Images提供、ロイター=共同)

 【ワシントン共同】トランプ次期米政権の財務長官人事に関し、実業家のイーロン・マスク氏が有力候補と目される富豪ハワード・ルトニック氏への支持を公言し、波紋を呼んでいる。重要閣僚ポストを巡って熾烈な争いが繰り広げられる中、マスク氏の露骨な「人事介入」にトランプ次期大統領の陣営関係者から不満の声が上がっている。17日付のワシントン・ポスト紙が報じた。

 マスク氏は大統領選で多額の献金を通じてトランプ氏を支えた。新設される政府業務の効率化を担う組織のトップに指名され、存在感を増している。

 米メディアによると、政権移行チームを率いるルトニック氏と投資家のスコット・ベッセント氏が財務長官の座を争っている。マスク氏は16日、X(旧ツイッター)に「ベッセント氏は通常の選択だが、ルトニック氏は実際に変革をもたらす。通常の選択とは米国を破綻させることだ」と投稿した。

 これに対し、トランプ氏陣営関係者は同紙に、マスク氏が役割を逸脱して「共同大統領」のように振る舞っているとして不快感を示した。

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