ロシアがミサイル攻撃11人死亡 ウクライナ北東部

ロシア軍の攻撃を受けたウクライナ・スムイの現場周辺で、消火作業に当たる消防隊員＝17日（ウクライナ非常事態庁提供・ロイター＝共同）

　【キーウ共同】ウクライナ北東部スムイで17日、ロシア軍のミサイル攻撃があり、子ども2人を含む11人が死亡、60人以上が負傷した。地元メディアなどが伝えた。スムイは、ウクライナが一部制圧したロシア西部クルスク州との国境に近く、ロシアはスムイへの攻勢を強めている。

　ウクライナ当局によると、攻撃は17日夜にあり、集合住宅など10棟が損傷。火災が発生し、400人以上が避難した。死亡した子ども2人は9歳と14歳。ゼレンスキー大統領は声明で「無実の人々の殺害に対し、犯罪者は処罰されなければならない」と非難した。

　ロシア軍は17日、ミサイルや無人機でウクライナ全土の電力施設などを攻撃した。