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継戦か交渉か、ウクライナ分岐点 侵攻千日、ロシアの占領地拡大

共同通信 / 2024年11月19日 18時33分

ウクライナ東部ドネツク州で、前線のロシア軍に向けて砲撃するウクライナ軍兵士=18日(ウクライナ軍提供・ロイター=共同)

 【キーウ共同】ロシアが2022年2月24日にウクライナへの全面侵攻を始めてから19日で千日。ロシア軍はウクライナ東部で着実に占領地を拡大、ウクライナが一部制圧するロシア西部クルスク州に北朝鮮兵を投入した。最大のウクライナ支援国の米国では、交渉による戦争終結を模索するトランプ次期大統領が来年1月に就任する。戦闘継続か、終戦へ動き出すのか。ウクライナは岐路に立つ。

 ロシア、ウクライナとも自軍の死傷者を積極的に公表していないが、米紙ニューヨーク・タイムズの10月の報道によると、米当局はロシア軍の死者が11万5千人、負傷者は50万人に上ると推計。ウクライナ側では5万7500人以上が死亡し、25万人が負傷したとみている。

 ロシア軍はウクライナ東部で前進を続け、10月に制圧した面積は侵攻開始以降で最大となった。ウクライナ軍は特にドネツク、ハリコフ両州で苦戦を強いられ、複数の要衝にロシア軍が迫る。

 トランプ氏は就任日の来年1月20日までに戦争を終わらせると主張してきたが、具体的には説明していない。

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