左派の野党候補が勝利宣言 ウルグアイ大統領選、決選投票

24日、ウルグアイのカネロネスで、大統領選の投票を終えた中道左派候補のオルシ氏（ロイター＝共同）

　【モンテビデオ共同】ウルグアイで24日、現職の中道右派ラカジェポー大統領の任期満了に伴う大統領選の決選投票が行われ、野党の中道左派、拡大戦線（FA）のヤマンドゥ・オルシ前カネロネス県知事（57）が同日、勝利を宣言した。

　選挙管理当局によると開票率91.95％時点で、オルシ氏の得票率は49.56％。与党の中道右派、国民党のアルバロ・デルガド前大統領府長官（55）は46.17％。オルシ氏の勝利により、左派が5年ぶりに政権を奪還することになる。

　オルシ氏は首都モンテビデオで、集まった支持者を前に「誰一人取り残されることのない社会を築く大統領になる」と宣言。デルガド氏は敗北を認めた。