愛子さま、緊張と笑顔の地方公務デビュー 初めての観戦「足音まで聞こえ感激でした」
共同通信 / 2024年11月26日 7時2分
「少し緊張しております」「2日間、どうぞよろしくお願いします」。
初めての単独地方公務で佐賀県入りした天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは、空港で山口祥義知事らの出迎えを受け、丁寧にあいさつされた。
10月11日から1泊2日で臨んだ訪問。人々の暮らしぶりや地域事情にじかに触れ、国民と共にある皇室の一員として、自覚を深めているようだった。(共同通信=志津光宏)
▽入念に準備
皇族は例年、国民スポーツ大会(旧国民体育大会)を現地観戦し、愛子さまも今回から加わった。初日の11日は少年男子100メートルなど陸上競技、12日は柔道を応援した。
側近によると、実際に見るのはいずれも初めて。愛子さまは「テレビで感じることができない足音まで聞こえて、感激でした」と声を弾ませた。
観戦の際は、ルール説明や実況をする専門家がつく。
「鹿屋体育大にもいらっしゃったんですね」。全日本柔道連盟の西田孝宏副会長は、愛子さまが自分の経歴を把握していたことに驚いた。
入念に準備してきた様子の愛子さまは「パリ五輪の柔道も毎晩遅くまで見ていました」と伝えた。
▽歴史、文化に触れ
地方公務は、その土地の歴史や文化を知る機会にもなっている。
滞在中、県立佐賀城本丸歴史館で、幕末・明治維新期に佐賀が輩出した偉人たちの展示を見学した。愛子さまが勤務する日本赤十字社の創設者・佐野常民の情熱を描く寸劇にも真剣に見入った。
山あいにある工房「名尾手すき和紙」に足を延ばし、紙すきに挑戦した。職人の手ほどきを受けながら300年続く伝統を肌で感じ、「奥深いですね」と感心していた。
「一つ一つのお務めを大切にしながら、少しでも両陛下や他の皇族方のお力になれますよう、私のできる限り、精いっぱい務めさせていただきたい」。
愛子さまは2022年の記者会見で、成年皇族としての思いを口にした。
今回の訪問は、行く先々に大勢の人が集まり、愛子さまは車の窓を開けて笑顔でずっと手を振っていた。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
《もっとご案内したいのに…》雅子さま、「地方公務は1泊が限界」の現状に地元の歯がゆさ 公務の担い手不足が大きな課題に
NEWSポストセブン / 2024年11月18日 7時15分
-
「頼れるお姉様のような存在」愛子さまの単独公務で垣間見えた眞子さん・佳子さま“姉妹”の影
週刊女性PRIME / 2024年11月17日 21時0分
-
「広告塔にされるリスク」佳子さま着用の品が“売上50倍”、御用達ステータスに隠れた罠
週刊女性PRIME / 2024年11月13日 7時0分
-
皇后さまは淡いオレンジ、愛子さまは淡いピンク 天皇皇后両陛下主催の園遊会、女性皇族は和服を着用
ねとらぼ / 2024年10月31日 13時10分
-
「フレックス制度を導入」仕事と公務を両立の愛子さまを支える、日赤のサポート体制と“同期の絆”
週刊女性PRIME / 2024年10月31日 7時0分
ランキング
-
1生稲晃子氏の靖国参拝報道、共同通信が訂正し謝罪…韓国の「佐渡島の金山」追悼式典参加見送りに影響か
読売新聞 / 2024年11月25日 21時46分
-
2<独自>ビザなし訪日客に事前審査、不法滞在者〝居座り〟防ぐ 補正予算案で調査費計上へ
産経ニュース / 2024年11月25日 21時34分
-
3「今さらカネが原因とは考えにくい」楽天・マー君“電撃退団”のなぜ…移籍で「神の子」復活はあるのか?
集英社オンライン / 2024年11月25日 17時20分
-
4能登地震で不明の男性か 土砂崩れ現場で「人のようなもの」発見 石川・輪島市
日テレNEWS NNN / 2024年11月25日 20時18分
-
5「クマ駆除要請の拒否を認める」北海道猟友会 全道71支部に通知
HTB北海道ニュース / 2024年11月25日 18時31分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください