政府、レバノンに物資提供 避難民支援で毛布やシート

28日、レバノン首都ベイルート南部で、がれきの中を歩く男性（ロイター＝共同）

　政府は29日の閣議で、親イラン民兵組織ヒズボラとイスラエルの戦闘が続いたレバノンに国連難民高等弁務官事務所（UNHCR）を通じ人道支援物資を送ると決めた。避難民のため毛布、スリーピングマットをそれぞれ6500枚、シート2500枚を無償譲渡する。

　林芳正官房長官は記者会見で、レバノンの情勢に関し「イスラエルとレバノン両政府間では停戦合意が発表された一方、レバノンの危機的な人道状況は続いている」と強調した。