ウクライナ全領土の武力奪還困難 ゼレンスキー大統領が単独会見
共同通信 / 2024年12月2日 18時25分
【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は1日、首都キーウ(キエフ)で共同通信と単独会見した。ロシアが2014年に併合したクリミア半島を含む一部の占領地について、武力での奪還が困難だと率直に認め、外交で全領土回復を目指す必要があると述べた。全領土奪還を掲げ抗戦を続けてきたが、欧米の軍事同盟である北大西洋条約機構(NATO)加盟が確約され、ロシアの侵略を抑止する環境が整えば、一部領土は戦闘終結後に交渉で取り戻すことを容認する方針に転換した。
東部でロシア軍が前進し、戦況は極めて厳しいとの認識を表明。「わが軍はクリミアなどの一部領土を奪い返す力が欠けている。これは真実だ。外交解決を探らなければならない」と語った。
同時に「ロシアが新たな侵略を仕掛けられないほどウクライナが強くなった時に初めて、外交的手段を考えることができる」と強調した。
ウクライナの安全保障のためNATO早期加盟の道筋を付けることが重要だと強調。NATOに代わる枠組みは「存在しない」と述べ、加盟交渉入りを強く求めた。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ゼレンスキー氏、バイデン政権にNATO加盟支援を働きかけ
ロイター / 2024年12月2日 8時6分
-
一部ロシア占領地「外交で回復」 ゼレンスキー大統領が単独会見
共同通信 / 2024年12月2日 7時2分
-
一部のロシア占領地「外交で回復」
共同通信 / 2024年12月2日 6時23分
-
ウクライナ・ゼレンスキー大統領、ロシアとの停戦条件 NATO加盟優先の可能性に言及「占領されている領土は外交的な手段で取り戻すことが可能」
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年12月1日 11時41分
-
ゼレンスキー大統領、ロシアの占領地を「外交手段で取り戻す」…NATO加盟を優先
読売新聞 / 2024年11月30日 10時13分
ランキング
-
1「日本の印象良くない」9割弱…中国の対日感情が悪化 世論調査で両国とも最低水準に
産経ニュース / 2024年12月2日 17時50分
-
2ロ潜水艦がフィリピンEEZに、マルコス大統領「憂慮」
ロイター / 2024年12月2日 16時8分
-
3「世界で最も希少なクジラ」解剖始まる ニュージーランド
AFPBB News / 2024年12月2日 16時24分
-
4イスラエル「タイでテロの脅威高まっている」東南アジア対象に警告 日本大使館も注意喚起
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年12月2日 15時28分
-
5ドイツ首相、予告なくキーウ訪問 軍事支援発表
ロイター / 2024年12月2日 17時35分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください