自公、企業団体献金の結論先送り 有識者に議論委任、規正法改正案
共同通信 / 2024年12月3日 21時15分
自民、公明両党は3日、立憲民主党が求める企業・団体献金禁止の是非を巡り、有識者に議論を委ねる方針を確認した。臨時国会中の成立を目指す政治資金規正法再改正案では触れず、事実上の結論先送りとなる。国民民主党は自公の立場に理解を示した。一方、立民、日本維新の会、共産の野党3党は禁止で一致している。自民は4日の政治改革に関する与野党協議に法案要綱を示す意向だが、隔たりは大きい。
石破茂首相は参院代表質問で、企業献金を認めた1970年の最高裁判決を踏まえ「規制強化は企業の政治活動の自由に関わる」と強調し、必要性や相当性をよく議論するべきだと訴えた。
自民の坂本哲志国対委員長は、企業・団体献金の扱いに関し「規正法を改正し、有識者を含めた第三者機関を設置して、議論していただく」と記者団に述べた。公明の佐藤英道国対委員長も「専門家の間でも賛否が分かれる問題だ」と指摘した。
国民民主の玉木雄一郎代表は記者会見で「自分を縛るルールは自分たちで作れないという性悪説に立てば、制度設計も含めて第三者に委ねる必要がある」と言及。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
企業・団体献金禁止で対立 自公先送り、立民「年内」
共同通信 / 2024年12月4日 18時54分
-
自民党、政活費廃止や監視の第三者機関「政治資金委員会」創設案を各党に提示
読売新聞 / 2024年12月4日 12時14分
-
橋下徹氏 政治資金規正法の再改正「外交安全保障には官房機密費を…いずれにせよ非公開にする必要なし」
スポニチアネックス / 2024年12月4日 9時17分
-
「有識者聴取」で先送り狙う=企業献金禁止、慎重論強く―自民
時事通信 / 2024年12月3日 18時50分
-
企業・団体献金めぐり第三者の意見聴取へ 自公幹部が一致
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年12月3日 11時56分
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください