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東宝、水素のみ電力で映画づくり JERAが供給、初の商用化

共同通信 / 2024年12月4日 17時34分

JERAが袖ケ浦火力発電所内に新設した水素発電設備=11月、千葉県袖ケ浦市(東宝提供)

 東宝は、「ゴジラ」シリーズをはじめとした映画やドラマといった多くの映像作品を手がける東宝スタジオ(東京)で、水素のみを燃料とした火力で発電した電力の利用を始めた。発電時にCO2を排出しない「水素電力」の商用化は国内初。東京電力フュエル&パワーと中部電力が出資する発電会社JERAが供給する。

 国内最大級のスタジオである東宝スタジオの年間電力消費量は、一般家庭約1500世帯分に相当。JERAの太陽光発電設備からも電力を調達しており、太陽光で発電できない夜間なども水素電力で賄い、使用電力の6~7割は実質的にCO2を排出しないという。2030年ごろに完全な脱炭素化の実現を目指す。

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