パトカー酒気帯び運転疑い、山梨 警部補を書類送検

山梨県警察本部＝山梨県甲府市丸の内

　山梨県警は12日、公務中に酒気を帯びた状態でパトカーを運転したとして、道交法違反の疑いで南部署管内の駐在所に勤務する男性警部補（62）を書類送検し、同日付で懲戒免職処分にした。

　書類送検容疑は10月13日午後0時45分ごろ、酒気を帯びた状態で山梨県南部町内の道路約2.4キロでパトカーを運転した疑い。県警は証拠隠滅や逃亡の恐れがないとして任意で捜査していた。

　県警によると、警部補は違法駐車の通報を受け、現場に1人でパトカーを運転して向かった。その際、現場にいた関係者から「酒の臭いがする」と指摘があり、別の警察官による呼気検査で基準値を超えるアルコールが検出された。