富士通行料、山梨側は4千円へ 来夏、ゲート閉鎖は2時間前倒し

8月、富士山の山梨県側登山道「吉田ルート」の5合目で規制ゲートの受付に並ぶ登山客

　山梨県は来年の夏山シーズンに合わせ、富士山の山梨側登山道「吉田ルート」の通行料を現行の2千円から4千円へ引き上げる方針を固めた。同ルートの5合目に設置した入山ゲートの閉鎖時刻は、現行の午後4時から午後2時へ前倒しする。関係者が19日、明らかにした。

　今夏は入山規制を実施しなかった静岡県も、来夏から4千円の入山料を徴収し、通行規制を午後2時から始める方向で調整を進めている。山梨、静岡両県の足並みがそろった形。