公的年金1.9%増へ 25年度、実質0.4%減
共同通信 / 2024年12月20日 21時3分
厚生労働省は、2025年度の公的年金支給額を前年度比1.9%増額する方向で調整に入った。基準となる賃金上昇率を2.3%と見込む一方、支給額を抑制する仕組みがあるため、実質0.4%分減る。年末の予算編成で詳細を詰める。関係者が20日、明らかにした。
25年度の年金額(1956年4月2日以後に生まれた人)は、自営業者らの加入する国民年金(基礎年金)が満額で月額約1300円増の約6万9300円。会社員らが加入する厚生年金は、平均的な給与で40年間働いた夫と専業主婦のモデル世帯で、基礎年金部分も含め月額約4400円増の約23万4900円となる見通し。
抑制の仕組みは「マクロ経済スライド」と呼ばれ、年金財政が安定するまで続ける。適用は3年連続。04年の導入以降6回目となる。
公的年金は、賃金や物価の変動を踏まえて毎年度、支給額を改定する。
厚労省は改定の基準となる近年の賃金上昇率を2.3%、24年の物価上昇率を2.7%と見込む。二つを比べて物価の方が大きい場合、賃金の数値を改定基準とするルールがある。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
働き続けるとごっそり"減額"される「年金の盲点」 定年後の再雇用で損しない働き方とは?
東洋経済オンライン / 2024年12月20日 8時45分
-
<独自>政府・与党、厚労省の基礎年金の底上げ改革案を再検討へ
産経ニュース / 2024年12月10日 5時0分
-
悔しい…〈年金月20万円〉〈月収32万円〉の65歳再雇用サラリーマン、好業績で賞与増に小躍りも、日本年金機構「年金減額します」の無情
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年12月6日 5時15分
-
【2024年12月最新ポイントだけ解説】知っておきたいiDeCo制度改正、気になる2025年「年金制度」は結局どうなる?
Finasee / 2024年12月2日 12時0分
-
【独自】満額年金、月収62万円まで 働く高齢者に支給拡大、厚労省
共同通信 / 2024年11月26日 6時2分
ランキング
-
1申請しないと「1円ももらえない」年金の"正体" 要件さえ満たせば年間で約40万円もアップ!
東洋経済オンライン / 2024年12月20日 8時35分
-
2カット野菜「100円の壁」維持に限界 キャベツ高騰の影響のほかにエネルギーコストや人件費が上昇
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年12月20日 17時3分
-
3吉野家はなぜ、「カレー」と「から揚げ」の専門店を始めるのか?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年12月20日 8時10分
-
4日本郵便、ヤマト運輸を提訴へ…薄型荷物の配達委託見直し巡り賠償求める方針
読売新聞 / 2024年12月20日 20時8分
-
5シャープ、ソフトバンクに堺工場の一部売却 約1000億円
ロイター / 2024年12月20日 18時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください