保育士配置、手厚い施設に加算 1歳児担当、25年度から

11月、川崎市の「保育・子育て総合支援センター」を視察する三原こども政策相

　政府は25日、1歳児を担当する保育士を国の基準より手厚く配置した施設に、2025年度から運営費を加算すると決めた。施設は、業務の効率化などの要件も満たす必要がある。保育の質の向上や職場環境の改善につなげる。25年度予算案に109億円を計上した。

　国の配置基準では、1歳児6人に対し保育士1人が対応することになっている。今回の加算は、保育士1人当たり5人を受け持つ施設を対象とする。保育士にとっては、1人で見る子どもの人数が減るため負担の軽減となる。